１、知っておきたいアブラの種類
守口 徹 先生（麻布大学 教授、日本脂質栄養学会 理事長）
２、持続可能な水産養殖業へのチャレンジ
鈴木 隆 様（株式会社ファームスズキ 代表取締役）
３、子どもたちに魚を食べてもらうにはどうしたらよいのか？～曖昧な食育の定義について考える～
大久保 剛 先生（仙台白百合女子大学 准教授）

日本脂質栄養学会では、市民の皆様に脂質に関する知識と普段の生活に生かせる内容をご紹介するための
活動をしています。今回の市民公開講座では、上記３名の演者をお招きし、オメガ3脂肪酸の知識と現在の
取り組みをご紹介します。オメガ３脂肪酸は、魚やえごま油などで認知度は高まってきてはいますが、動物
由来油脂や植物由来油脂との違い・関連性について誤った認識をされている場合があります。
オメガ３脂肪酸の特徴と効果について守口氏にご紹介いただいます。日本では、普段何気なくオメガ３脂
肪酸を豊富に含む魚介類を食べる習慣があります。今後、気候変動、海洋汚染、資源枯渇によりこれらを食
べることが難しくなる可能性があります。そのための代替手段の一つとして養殖が日本でも盛んにおこなわ
れています。養殖の現場で活動されている鈴木氏にその活動内容についてご紹介いただきます。
日本の特に若い世代では、魚介類の摂取量が減少していることが問題となっています。対策として魚食を
推進する取り組みがされています。大久保氏には、魚食推進の取り組みについてこども園での取り組みを
ご紹介頂きます。